【鴨川】奇跡の鯛が見られるクルージング！不思議な言い伝えもチェック

鯛の浦遊覧船では、自然のままの鯛を間近に見ることができます。心地よい潮風を感じながら、船の旅に出発しましょう。

そして、鯛の浦には3つの不思議な言い伝えが残されているそう。

今回は鯛の浦遊覧船と、不思議な3つの奇跡「三奇瑞」、また鯛の浦に縁のある誕生寺をご紹介します。

鯛の浦遊覧船で奇跡の鯛を見よう！

鯛の浦遊覧船は、実際に海に出て自然に生息する鯛を間近で見られる人気の観光スポット。

受付をすると、船の出港時間を教えてくれるので、もし時間があったら鯛の浦会館の見学も可能。予約不要の不定期便で年中無休なので、思い立ったら立ち寄れる手軽さも魅力です。

鯛の浦会館の資料館では、鯛に関する豆知識や鯛みこしなどの展示物を見学できます。

ただ、今回訪れたのは夏の暑い雨の日でしたが、エアコンは待合所の1階のみでした…。暑い中の資料館見学は辛くてあまりじっくりとは見れなかったのがちょっと残念ポイント…。

心地よい潮風を感じながら船の旅

時間間近になると館内放送があるので、出港時間に間に合うよう乗り場に降りましょう。

時間になったら遊覧船に乗って、いざ出港！普段なかなか船には馴染みがないので、いろいろと見るものすべてが新鮮で、ワクワクしてきます。

今回は、直前まで晴れていたのに、乗り場についた頃から生憎の雨。それでも遊覧船に乗って沖に出るととっても気持ちが良かったです。

心地よい潮風を感じながら沖まで行くと、突如キラキラと動くものが！

見学スポットに着くと、漁師さんが餌を撒いてくれるので、キラキラと光るたくさんの鯛を見ることができました。中にはヒラマサも混ざっていて、生き物好きな息子も大喜び♪

網も囲いもない、自然に生息する天然の鯛とのことで、出会えると嬉しい気持ちになりますね。

鯛の群れを観察した後は、小湊内浦湾をぐるりと周遊しながら案内してくれます。小弁天や大弁天、五色砂などの絶景スポットを見ることができます！

「奇跡の鯛」といわれる理由とは？

海に出れば、魚が見られるのは当然のことのようにも思えますが、なぜ鯛の浦の鯛は「奇跡の鯛」といわれているのでしょうか？

それは、本来鯛は深海性の回遊魚で、水深約30m〜150mの海底に生息しています。しかし、鯛の浦の鯛は、水深わずか10m〜20mのところに定住しているから。これはほかに例がなく、学界でも未だ解明されていないそうです。

確かに、遊覧船で沖に出たものの、鯛が見られるスポットはそれほど陸から離れていない場所でした！

今も語り継がれている不思議な3つの奇跡「三奇瑞」

奇跡の鯛といわれるもう一つの理由は、古来から語り継がれている不思議な出来事に由来しています。貞応元年(1222)２月１６日に小湊に生まれた「日蓮聖人」。その誕生のときに起こった3つの出来事が「三奇瑞」として語り継がれています。

誕生水

日蓮聖人が産声を上げたとき、家の庭先に清らかな水が沸き出たといわれています。現在は誕生寺境内で清水を祀った誕生水の石柱を見ることができます。

蓮華ヶ渕

日蓮聖人が生まれたとき、近くの砂浜では時ならぬ蓮華の花が海辺一帯に咲き誇りました。以来、蓮華の花のように美しく輝く砂を「五色砂」と呼んでいます。

鯛の出現

日蓮聖人の誕生を祝福するかのように、海面近くに真鯛が群れをなして現れました。この一帯に生息する鯛は、日蓮聖人の化身・分身として大切に保護され続けています。これが、奇跡の鯛といわれるもう一つの理由です。

鯛の浦縁の寺院「誕生寺」

鯛の浦遊覧船の入り口に面したところにある誕生寺。せっかくなので見学して行くといいでしょう。

1276年に日蓮聖人誕生の地を記念して建立した寺院。今年はちょうど生誕800年の記念の年だそう。

鯛にまつわる飾りなどがあるので、子どもも退屈せずに過ごすことができました。お守りやおみくじも鯛モチーフのものがあるので、好きなデザインのものを選んでみてくださいね。

ふるさと納税でもかわいらしい鯛の置物が選べますよ♪

【ふるさと納税】1-137【かわいい縁起物】願満の鯛（中）

鯛の浦で奇跡の鯛と三奇瑞にちなんだスポットを巡ろう！

今回、初めて鯛の浦遊覧船に乗ってみましたが、自然のままの鯛の群れと遭遇できてワクワクしました。また、生憎の雨でしたが潮風を感じながらのクルージングはとても心地良かったです。天気が良ければ、きっと海のキレイな色や、景色もより楽しめるはず！

古来から語り継がれている三奇瑞に思いを馳せて、スポット巡りをしてみるのもいいでしょう。

鴨川観光に来たときは、神秘の鯛が泳ぐ不思議の海を訪れてみてはいかがでしょうか？

ゆっくり宿泊をして過ごすならこちらの記事も参考にしてみてくださいね！

夏休みなら海水浴も一緒に楽しめます！